FGO感想 シナリオ面(第一部)
FGO感想 シナリオ面(第一部)
シナリオの感想なのでネタバレがあります。
面白い章とつまらない章の差が顕著なシナリオだった。7章がダントツトップの面白さで、3章5章がその次。4章6章終章はつまらなくはないかな程度で、1章2章は欠片も面白くない。1章2章の敵が強かったら投げてたかもしれない。フレンドに感謝。
1章のロマンと6章のハサンのことだが、シリアスなシーンに入るギャグがあまりにもつまらない。シリアスな場面じゃなくてもつまらないかもしれない。6章の低評価の理由の半分はそれ。もう半分は神聖騎士が強すぎたこと。
3章5章7章はキャラがかっこよかったため読んでて楽しかった。痛快な台詞と気風のいいキャラに弱いので、3章のドレイクのセリフ全般、5章のエジソンを立ち直らせたエレナ、7章のギルの全てが好き。特にゴルゴーン登場後のギルが最高で、お前たちが特異点で命を救ったことは無駄ではなかったと言われた時は危うく夢女子に堕ちるところだった。
その中でも7章のサーヴァントが次々駆けつけるシーンはゲーム中ぶっちぎり面白くて、今思い出してもテンションが上がる。特にマーリンなんだよそれ、綺麗なだけの花ってお前最高かよ。うさんくさいお兄さんだと思ってて悪かったよ。
正直7章を読めただけで始めてよかったと思えるレベル。始める以前に終章のネタバレは大量に目にしてきたけど7章のネタバレはまったく見なかったのも幸いだった。
無意味な戦闘が大量に存在する点は大きなマイナスポイントだが、フレンドのおかげでボス戦を実質詰め将棋に持ち込めて楽しんだ点やシナリオがよかった点を考慮して、良ゲーに分類する。
以下、章ごとの感想箇条書き
・1章
マリー・アントワネットの叙情的で持って回った言い回しを体が受け付けなかったため全然楽しめなかった(結論だけ喋ってほしい)。ジャンヌまわりのストーリーもこれといって面白い場面はなかった覚えがある。
・2章
本当に面白いと思える要素が皆無だった。ひたすらローマを礼賛してたけど欠片も共感できない。
・3章
1、2章がつまらなかったためあまり期待していなかったのだが、それまでから一転して驚異的な面白さだった。ドレイクの気風のいい姉御っぷりが痛快で、このゲームをやってて初めて早く続きを読みたいと思ったレベル。頭から尻尾まで退屈なシーンがなくて文句なしの高評価。
・4章
さして面白くなかったものの、1章2章のようなわけのわからない理論・主張がなかったため苦痛には感じなかった。モードレッドが直情的な性格だったことに感謝している。
・5章
ナイチンゲールの理念とエジソンの精神が好き。エジソンを倒すまでのストーリーは辛かったがそれ以降が面白かったので差し引きプラス。マーリンマシュシステムで全てのボスを簡単に倒せたことも大きい。
・6章
上でも触れたが、神聖騎士があまりにも強い上に倒してもQPしか得られないので投げ出したくなった。ニトクリスが死ぬシーンは好き。
・7章
序盤の依頼受注コメディパートも好き。こうやってギルに親近感を持たせてから後半で好感度爆上げする手法とはあくどい。好き。
戦闘なしパートが度々あったのもグッド。やりゃできるじゃんね。
一節に一回は「マシュはかわいいなあ」か「マシュはいい子だなあ」のどっちかを呟いてた。やはり正ヒロイン。第二部での復活が待たれる。
・終章
ロマンの正体と死ぬことは事前にネタバレされてたから面白さが半減したところはあるかもしれない。
私の主義はゲーティア側なのでそんな否定しなくてもいいじゃんって気分だった。