感想置き場

自らの趣味を披露していけと言われたので

レディ・プレイヤー1 感想

 21時半から24時までのレイトショーだったから途中で寝ないか心配してたけど、実際は眠くならないどころか集中力が途切れなくて上映時間中ずっと見入ってしまった。2時間を超える長編なのにすごい。見てよかった。

 

以下は内容の感想なので当然ネタバレがあるよ。

 

 

 一番好きなのは一つ目の鍵の謎を解くシーン。もう誰も興味を持ってない記録庫に主人公だけが通いつめていて、その甲斐あってヒントを見つけられた時は劇中で一番爽快感があった。
 同じく二つ目の謎解きも見てて楽しい。記録庫の映像と映画の知識のコンボで答えを導き出すのがオタクっぽくて最高。これに限らずマニアックな知識が活用されてるのを見るのが好きなんだよね。


 一方で、終始現実がゲーム世界に侵食してきてたことは非常に残念。ゲーム内の謎解きや戦闘やレースやホラーハウスが良かっただけに、最後までゲーム内での話にとどめておいて欲しかった。
 現実生活での話をいれるのは仕方ないとしても(いれないとバーチャルゲームらしさが出ない)、謎解きの報酬が現実ベースなのは気に入らないし、現実世界での戦闘も余計に感じる。
 その中でも一番蛇足に感じたのは車が揺れて3つ目の鍵を入れ損なうシーンとリセットボタンを押しかけるシーン。私はこの映画をゲーマーの姿を追う作品として見てたから謎を解いた時点で私の中ではもうエンディングが始まってて、それゆえに現実からの妨害が非常にうっとうしかった。
 オチに関しては蛇足とかそういう次元じゃない。現実はいらないから!ゲームをさせろ!

 


 書き終わってみると賞賛より文句の方が長くなってしまったけど、冒頭でベタ褒めしてるところに嘘はない。上映終了後、シアターに明かりがついた時の興奮冷めやらぬ感覚が味わえただけで間違いなく傑作。

 

以上。